丸棒・丸鋼を吊るリフティングマグネット
丸棒や丸鋼をリフティングマグネットで吊りたい。このご相談は多くいただきます。結論から申し上げると、丸いものには丸鋼専用の機種をご使用ください。
平板用を丸棒に使わない理由
平板用(PMLシリーズ)の吸着面は平らです。これを丸い面にあてると、接するのは幅のない「線」だけになります。磁力は接触面積に応じて働くため、本来の吸着力が発揮されません。
丸鋼専用(PMRシリーズ)は、吸着面がV字に切り欠いてあり、丸い面に左右両側から面で当たる構造です。この形の違いだけで、吊れる重さが大きく変わります。
丸鋼専用 PMRシリーズの仕様
| 機種 | 吊上重量 | 使える丸鋼の直径 | 長さ | 本体重量 |
| PMR-4 | 200kg | 4~14cm | 20cm~2m | 11kg |
| PMR-6 | 300kg | 4~17cm | 20cm~2m | 21kg |
| PMR-10 | 500kg | 4~20cm | 20cm~2m | 39kg |
いずれも安全係数3で設計されています。本体角度は80度で、丸鋼の厚さ(肉厚)は1cm以上が目安です。
選び方は「直径」と「重量」の両方で見ます
丸鋼は直径が太いほど重くなりますので、直径と重量の両方が範囲内に収まる機種をお選びください。直径20cmを超える場合や、2mを超える長尺物の場合は、2台使いで水平を保つ方法をご案内できますので、お問い合わせください。
材質による吸着力の違い(低炭素鋼100%、鋳鉄50%など)は平板用と同じ考え方です。計算方法は吊り上げ能力の計算方法でご説明しています。
丸鋼を吊るときのコツ
丸鋼は転がりやすいため、長さの真ん中(重心)で吸着させるのが基本です。吸着面に錆や塗装、切粉があると密着しないので、乾いた布で拭いてからご使用ください。吸着後はわずかに持ち上げて安定を確認し、ゆっくりと本上げに移ります。
どちらを選ぶか迷われたら
吊りたいものの形・直径(または板厚)・長さ・材質・重量をお伝えいただければ、当店から適した機種をご案内します。平板と丸鋼の両方を扱われる現場では、2タイプを併用されるケースが多いです。
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